
彼の名前はラザロ・レイヴンクロフト。しがないヴァンパイアである。
一族は遠い昔に滅びた為、今は彼一人しか残っていません。ですが、彼は孤高を愛するヴァンパイア。
その悲しみは今となっては忘れたものになりました。

普段は家に住み着いている不思議なカラスと交流したり

ピアノを趣向として楽しんだりしていました。

そんな彼には古くからの友人。
永遠を生きる魔女、ジェーン・ドゥがいました。お互い悠久の時を生きるもの達気が合うそうです。

ふ、と彼は思いました。
「(眷属がいなくて久しい……この機に眷属を増やすのも一考よ)」

「卿ならば、どうする?」
少し前から数人目をつけた若者がいます。
「ふむ……迎えに行ってみるか」

まず、訪れたのはこの間両親と死別した天涯孤独の青年の元。
友人の1人もいない彼には格好の餌食と言っても過言では無いでしょう。
赤羽蒼太。彼が一番最初の眷属です。



時期に目覚めが来るその時を待ちます。
「(卿が、この先どう生きるかみものだ……)」

次に訪れたのは元魔法使いの青年の元。
ひょんなことから魔法を使えなくなりただのシムになってしまった彼をラザロは面白そうだからという理由で一族にします。
「(ふむ……元、魔法使い。同族が我が眷属となったと知ったらあの魔女はどんな顔をするか)」
しかし、彼女もまた同族でもそうでなくても興味がない為何も思わないでしょう。
彼女もまた、ラザロと同じ孤高を愛する魔女なのだから…。



そして、こちらも数日以内には力に目覚めるでしょう。その時を待ちます。

力を使ったラザロ。
ただのシムには興味がなく、彼は餌としか思っていません。
そんな餌の元へ今宵も訪れます。


ブラットを飲み干し。
「(ふむ……やはり生の血が1番だな)」

無くなっていく意識の中彼女は何を思ったでしょう。
「(吸血鬼……)」
そんな事を思って彼女は意識を失ったのです。
これは、彼がヴァンパイアの一族を復興する物語。その序章にすぎません。
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